従来の顧客への情報の発信方法としては、一人ひとりにオペレーターや営業担当者が電話をかけたり文書媒体のダイレクトメールを送付するなどの方法が一般的でしたが、情報ツールの発達によって情報発信の方法にも様々な変化があります。
パソコンや携帯電話を通じてのEメール配信などもそのひとつですが、注目されている情報発信の方法としてfaxdmが注目されています。
faxによるダイレクトメールの発送は現在では格安で費用効果の高い方法となっているのです。
文書媒体のダイレクトメールを送る場合には紙代もかかれば印刷代も必要になります。
また封入れやラベル貼りのための人件費、郵送代などコストがかかるというだけでなく、DMを発送しようと考えた時から実際に顧客に届くまでの時間も少なくとも数日はかかってしまいます。
faxでの送信でも1件ごとに個別に送信しなければならないと手間もかかりますが、現在行われているfax同報やfax一斉送信という方法は、一回のfax送信操作で複数の送信先に大量送信できるシステムです。
そのため手間や時間を省けるだけでなく大幅なコストの削減も見込める方法であると言えます。
またEメールの配信では迷惑メール対策などで見られずに埋もれてしまう可能性があります。
その点faxで送付されたDMの場合は内容が見える状態で届きます。
そのため一度は顧客の目に触れる可能性も高く、もし気になればそのまま捨てずに保存して後に検討した結果注文が入るというケースも考えられるのです。
このfax同報やfax一斉送信のについては様々な会社がサービスを提供しています。提供している会社によって自社のfaxにアダプターなどを付けて自社faxから送信ができるタイプのサービスや、特に専用のソフトのインストールなども無くインターネットを利用できる環境であればパソコン操作で簡単に利用できるタイプもあります。
そのため自社の環境や状況に合わせてそれらのサービスを利用すれば便利な方法です。